陳述書——労働法を私たちの手に取り戻すみち

人生のなかで、出会った人、関わった相手の幸福を願うこと。高尚なようにみえて、じつは至って普通のことではないでしょうか。

しかし、その反対に、周囲の人に嘘をつき、騙し、時には暴力で金品を脅し取り、自分だけが利益を得ようと考えている者もいます。

そのような者たちが、「社会運動」「労働運動」を標榜して、自ら労せずして私たち職業者の社会から金品を奪い取るべく、街宣車を乗り回す——社会にとって悪夢にも等しいブラックな悪意の”団結”=ブラックユニオンを解体するため、当研究所代表が東京高等裁判所に提出した陳述書を公開致します。

なお、ブラックユニオンの構成員はそもそも労働者ですらなく、その大部分を活動家・無職者が占めていることもこの度判明しています。

本陳述書をお読み頂くことで、私たちの労働法典を、あろうことか他者を不幸に陥れる手段を正当化する”バイブル”と位置づけ悪用するブラックユニオンと、「労働弁護士」を標榜しながら、高額の金品・報酬と引き換えに、労働者ではない無職者・活動家が私たち職業者が築き上げてきた職場と生活を破壊するブラックユニオンの活動に便乗・支援する「ブラック労弁」の実態がいよいよ明らかになります。

当研究所は、改めて、全国の労使・職業者による団結と社会統合を推し進め、他者を不幸に陥れたいという悪意に基づく負のエネルギーの”団結”を容認する法解釈や契約の相手方を欺くことを前提とする契約上の権利はわが国の法感情において容認されないことを表明致します。

また、無職者・活動家のブラックユニオン及びブラック労弁による産業社会への不当要求行為と労使関係介入暴力を排除する運動を、一層力強く推進して参りますことを宣言致します。


陳 述 書

東京高等裁判所民事第24部 御中

令和3年7月21日

東京都台東区台東1丁目7―8
東京ネクタイ会館3階 DMU総合研究所内

                  宮  城  史  門

第1 序・私とプレカリアートユニオンとの関係

1 

 私は,DMU総合研究所(旧称デモクラティック・ユニオン)の代表者を務めています。

 また,私は,国際基督教大学の学生として法学を学んでいる時に,プレカリアートユニオン(以下「プレカリ」といいます)に参加して初めて労働組合の活動をするようになりました。現在もプレカリの組合員ですが,プレカリは,その活動上,運営上の様々な不正を内部告発した私を排除しようとしています。

 DMUは,当初,プレカリの「組織内労組」として,プレカリにおける従業員の処遇改善と運営民主化を求めて結成された労働組合ですが,私がプレカリに解雇を通知されたことから,プレカリの「組織内労組」という看板は取り下げることになり,その後は,誰もが加入できる個人加盟の労働組合連合会として活動しつつ,プレカリを相手方とする労働争議も続けています。

 プレカリと私との紛争について,清水直子こと関口直子氏(以下,「清水氏」といいます。)は,自らがプレカリの代表者であり,私を「権利停止処分」に付したと主張しています。

 しかし,清水氏を代表者とすることも,私を権利停止処分にしたということも,いずれもプレカリの組合としての民主的な決定の手続を経ていません。事実は,清水氏の独裁に等しく,法的には不存在か無効なものと考えています。

 これらのことについては,私は,東京地方裁判所に係属している総会決議不存在確認等請求事件(令和2年(ワ)第14565号)および都労委でのバックペイ付の救済命令申立事件(平成31年(不)第20号)において,争っているところです。

第2 名誉毀損について

1 プレカリの本件書面の配布や本件街宣活動の目的

(1)■■■■株式会社との裁判について

 私は,平成30年5月から平成31年3月にかけてプレカリの従業員として勤務していた間に,■■■■株式会社との紛争に関する業務をこなしたことが多々あります。

 私は,プレカリに在職していた期間中,平均して毎月150時間はプレカリに勤務して活動していたので,プレカリが抱えていた紛争や団体交渉のほとんど全てについて,内部から見聞きする機会がありました。

 例えば,本件の名誉毀損訴訟の訴状も,清水氏が不在であったところ,私が,その送達を受けたものです。プレカリへの送達の数十分後,Y氏の自宅にも訴状が届いたようであり,慌てた様子でプレカリに電話をかけてきたことを,よく覚えています。

(2)配布書面の作成

 本件訴訟において問題とされている「本件書面」は,プレカリの職務命令に基づいて,正に私が作成したものです。

 その当時,私は,未だ大学を卒業していませんでしたが,プレカリの活動に社会的な意義があると思い,勤務するようになりました。清水氏も,私が国際基督教大学教養学部で法学を専攻していることを知っていましたので,勤務を始めて以来,しばしば,法律についての知識を活かせるような業務を任せてもらっていたのです。

 ■■■■が,プレカリとY氏を被告とする裁判で名誉毀損の証拠として提出した配布書面のうち,甲18の2・3とされているものは,それぞれ,J社とJ銀行を名宛人とするものです。

 これらの書面は,平成30年の8月から9月にかけて,私が,Y氏が作成したメモをたたき台に,Y氏と清水氏の話を盛り込んで作成したものに間違いありません。

(3)不起訴処分の認識と作成した書面

 甲18の3の書面を私が作るときに,■■■■の関連会社が産廃処理法違反の名義貸しをしたとし,「組合員が別紙の告発状をT警察署に提出し,これを受理された事実があります」と記載しました。

 しかし,本当は,その時点において,当該告発が不起訴処分で終了しているという事実関係はプレカリ内で共有されていました。

 そのとき,私個人としては,不起訴処分で終了している以上,「罪とならず」(犯罪行為に該当する事実ではない)あるいは「嫌疑不十分」(捜査をしたが,犯罪事実を裏付ける証拠が十分ではない)とされている可能性もある事実関係について,そのことをわかっているのに意図的に記述しないようにしながら,銀行や取引先に乗り込んで要請書を押し付けるというのは,社会的におかしいのではないかという思いを抱いておりました。

 もっとも,その当時未だ大学生で,プレカリでの勤務を開始したばかりの新人の私の立場で,清水氏に対して何か意見するのは難しく,結局そのまま出さざるを得ませんでした。

(4)■■■■の財務状況の調査

 その後,平成31年1月13日頃,私は,清水氏から■■■■の財務状況を調査するように命じられ,信用情報会社であるリスクモンスター社から■■■■の信用情報と取引先情報を購入し,分析しました(甲18の4,18の5)。

 甲18の4を見ると,■■■■が,A〜F3の与信ランクのうち上位から2番目のBランクであり,業界内では中堅企業と評価されていることなどが伺えます。私が清水氏にこれを見せたところ,「案外,大手なんですね。」と発言し,大変満足げな様子でした。

 清水氏は,平成30年5月の第1回団交とその後のビラまきや街宣の結果をみて,■■■■がこのままではお金を払うことは無いと見切り,解決金を払わせて取るために,次の段階である不当労働行為救済命令申立に進む価値がある会社かどうかを調べさせたのです。

 団交で駄目なら,ビラまきや街宣,不当労働行為救済命令申立をして会社に更に圧力を掛け,解決金を支払わせるのは,プレカリの常套手段です。

 清水氏は,別の会社の副社長の自宅に嫌がらせを繰り返して離婚に追い込んだ話を引き合いに出しながら,しばしば,「私たちがやっているのは,合法的な嫌がらせなんですよ。」と発言していました。

 私は,労働組合の活動のあり方として,ただひたすらお金を払わせるために脅すことだけを考えている清水氏に,次第に強い違和感を抱くようになりました。

(5)攻撃先のリストアップと準備

 その後,私は,甲18の4・5の所載の取引先情報を検討し,それらの企業の連絡先や規模,Y氏が知る限りの■■■■の取引先としての重要性などをヒアリングしました。そして,プレカリの費用,事務負担なども考慮し,攻撃先として合理的と思われる宛先を40件ピックアップし,繰り返し利用しやすいよう,ラベルシールまで作成しました。それが甲18の6です。

 これらの宛先は正確に名宛人に届くものであり,甲18の2・3のような文書を封緘して,何セットか繰り返し発送した覚えがあります。

(6)清水氏の文書送付及び街宣の目的

 清水氏の指示は,一貫して,解決金の支払能力のある会社に的を絞り,街宣,不当労働行為救済の申立て,そして甲18の2・3のような「要請書」の取引先への送付,ということでした。

 清水氏は,この方法で,会社の信用と事業の運営に打撃を与えて追い込み,解決金を引き出すことだけを活動の目的としていました。

 清水氏に会社に不当労働行為救済の申立てをする意味について尋ねたところ,「会社は,不当労働行為救済の申立てをするだけで,弁護士の着手金を払わざるを得なくなるんですよ。経営側の弁護士は高いですから,タイムチャージを取るような事務所であれば,申立てるだけで,大変なことになるでしょうね。」と説明されたこともあります。

(7)誠実に対応する会社に対する地労委申立

 例えば,別の運送会社との団体交渉では,会社の弁護士が非常に誠実な方で,組合の全ての質問に丁寧な書面で回答し,説明を尽くしていました。

 ところが,ある日,清水氏から,「『解決』のためには,不当労働行為救済の申立てをして,会社にとっては中立的な第三者に見える公益委員からも何らかの金員を支払うよう説得してもらう必要があるので,労組法7条2号違反の不誠実交渉があったとして,とにかく申立書を作って下さい。」と命じられてしまいました。

 私は,この運送会社との団体交渉に出席したことが度々あり,不誠実交渉の事実がないことを理解していたので,とても心が痛みましたが,このときも結局,虚偽の内容の申立書を作成するしかありませんでした。

 申立書の作成後,私自身が都労委に赴き,書類を提出しながら,申立ての趣旨と経緯を担当者に説明する事務的な打合せをしました。私は,都労委の担当者2名を相手に,申立ての理由が全て事実無根の内容であると知りながら,ブラック企業の被害者を演じ,根も葉もない「不誠実交渉」の悪質性を訴え,それゆえに救済命令が不可欠であると弁舌をふるってみせました。

 このように,清水氏又はプレカリは,会社に解決金を支払わせるためならば手段を選びません。私は,この体験を通じて,プレカリの体質について無批判な態度をとり,清水氏に命じられるままに「合法的な嫌がらせ」に従事し続ければ,私が受けてきた法学教育を自ら否定することになるのではないのかと感じ,危機感を抱き始めました。

(8)Y氏の詐病と活動への疑問

 プレカリでは,毎月第1土曜日の10時から「争議団会議」という打合せがあるのですが,終了後,ランチや機関誌の封緘作業等で鷲津達也氏と一緒になったことが何回かあります。その際に,Y氏は■■■■との裁判の話をしていました。

 誰かがY氏に「労災になった転倒した時は痛かったの?」と質問し,Y氏が「あれはわざと転んだんだから痛くない。」と言っているのを私は確かに聞きました。しかも1度や2度ではありません。

 私は,名誉毀損訴訟の訴状の送達を受けた関係から,その証拠部分を含めて一読する機会がありました。その結果,Y氏が保全抗告審において敗訴しており,Y氏本人が「わざと転んだ。」と放言しているような事案について,不当配転あるいは不当解雇を叫び,銀行や取引先に押しかけるのはおかしいのではないかと思うようになりました

 平成30年の9月頃だったと思いますが,清水氏に対して,「配転無効の仮処分裁判で高裁でも負けているのに,団体交渉や抗議活動をやったところで,勝てるのだろうか。」という趣旨のことを言ったことがあります。その時の清水氏の返答は,「T県の労弁があまり優秀では無かったから,仕方がないんですよ。まあ,街宣をすれば,折れるでしょう。」とのことでした。

 このことを契機として,上記Y氏本人の話,組合活動を「合法的な嫌がらせ」と豪語する清水氏の一連の発言,そして別の運送会社に対する不当な不当労働行為救済の申立ての体験とを考え合わせ,プレカリが行っている一連の活動が,実際には反社会的なものなのではないかという私の疑問は確信に変わりました。

(9)DMUの結成とプレカリとの団体交渉

 平成31年3月,私は,DMUを結成しました。私は,プレカリの反社会的な活動を知りながら,そのまま放置することは許されないと思っていました。プレカリの従業員として働く組合員に対する処遇も,労働法に反することばかりでした。

 他方で,清水氏は,副社長を離婚に追い込んだ会社から得た1億円の解決金を原資として,自らの役員報酬を倍増させ,しかもプレカリの費用負担でアメリカに旅行するなどの豪遊を続けていました。

 私は,真に労働者を守る組合になるために,内部からプレカリを変えるには,労働組合法によって保護される団体交渉の方法しかないと考えました。一人で清水氏に何かを言っても,清水氏に潰されてしまうからです。

 清水氏に対し団体交渉を申し入れれば,確実に何らかの理由を付して解雇される虞があると予見しながら,プレカリでの最後の勤務を続けていました。

(10)■■■■に対する街宣活動

 平成31年3月12日,プレカリを解雇される5日前になりますが,偶然,他の組合員が体調不良で離脱したことから,急遽,街宣活動の責任者を代行することになり,■■■■に対する街宣活動としてJ社に赴きました(甲18の7)。

 私は,心苦しいながら街宣活動を開始せざるを得ませんでした。

 この時は,他のメンバーにも「違法かも知れないから」と理由を伝え,なるべく小さな音量で,5分ぐらいで離脱するようにした記憶があります。当時私は,いわゆる連帯ユニオン関生支部についての判例を独自に読み込んでおり,違法と知りながら街宣活動を行えば,参加した組合員個人も責任を問われ,例えば,組合員と直接の労使関係にはない場所,私が知っている事例では,取引先の工事現場に押しかけただけで,330万円もの損害賠償請求が認容された事例があると知っていました。

 私としては,清水氏の指示に反することをすれば恰好の解雇理由になるので,それだけはできませんでしたが,J社に対する街宣活動は合法であると信じ,手弁当で活動に参加している罪のない組合員個人が,同様に名誉毀損訴訟の被告とされることだけは回避したいと強く感じました。そこで,街宣活動を実施はするが,音量を下げ,5分間で離脱するという選択をしたのでした。

 この日のことも,まだ肌寒く,解雇が目前に迫っている頃だったからか,強く印象に残っており,昨日のことのように思い出せます。

第3 法適合組合性について(組合幹部など一部の者の独裁)

 1 プレカリの正常化のための通知

 上記の通り,私は平成31年3月にDMUを結成し,プレカリの正常化に乗り出しました。

 手始めに,まずプレカリにおいて現実には代議員の直接無記名投票選出が行われておらず,清水氏が意のままに動かせる人物ばかりが代議員として選任されたことになっている状況を変えようと考えました。

 そこで,平成31(2019)年3月9日付書面(甲25)をプレカリに送付しました。ここに書いた内容は全て私が直接経験した真実です。

「年次大会で投票権を持つ代議員が支部及びブロックにおいて一切選挙されておらず,全ての代議員が,清水氏に指名されて大会出席又は委任状の提出を要求され,これに応じることで,大会の体裁を整えているにすぎない。」

「前田は,貴組合に就職する以前から組合員としての資格がある。加入以来,現在に至るまで,3回の年次大会が開催されているのであるが,所属する「地域ブロック支部」の代議員を選挙する機会又は代議員候補として立候補をする機会を与えられたことは,一度もない。すなわち,立候補の方法はおろか,代議員投票の手続自体が告示されず,代議員がすべて清水氏によって任意に指名された後,大会の日程案内のみが通知されるのである。」

 という内容のとおり,プレカリは,清水氏の非民主的な独裁体制で運営されているのです。ちなみに、「前田」というのは、私の旧姓です。

 2 清水氏の恣意的支出の是正を求める通知

 また同時に,清水氏に対して,恣意的な報酬引上げや度重なる外遊や研修によってプレカリの支出が増加していることを非難し改善を求める書面も送付しました(甲26)。

 3 権利停止処分

 すると,プレカリは驚くべきことに,3月17日に私に1年間の権利停止処分を課してきました(甲27)。

 その後,私は,プレカリに出勤しようとしたところ,一方的に,アルバイトを「解任」したと称する理由で就労を拒否されて,解雇されてしまいました。

 4 総会決議不存在確認等請求事件(令和2年(ワ)第14565号)

 このように,プレカリにおいては代議員の直接無記名投票選出はおろか,僅か一度の批判すら許されない状態になっております。私は,プレカリを被告として,清水氏を選任した総会決議が存在しないことを確認するため,提訴しました。

 その裁判の中で,総会決議不存在の根拠の一環として,そもそもプレカリは,労働組合としての法的保護に値する実体を欠くことを主張しています。プレカリの法適合組合性自体が争点となっているのです。

 プレカリが清水氏による独裁体制にあり,労働組合法2条の「自主的に」の要件を満たさないことは明らかです。

第4 終わりに

 私は,プレカリが企業活動を妨害して解決金を取ることだけを目的に続ける反社会的な活動を止め,プレカリの組合員への不当な弾圧を止め,真に労働者を保護する組合になることを願っています。

 いろいろなことを考えて躊躇しましたが,今では,プレカリを真に労働者のためのユニオンとして民主的に運営される組合に脱皮させるため,私の経験し認識したプレカリとY氏に関する事実を,ありのままに裁判所で証言する必要があると考えるに至りました。

 それだけでなく,Y氏の,東京高等裁判所の保全抗告審で敗訴したにもかかわらず,それを街宣活動などの威力で覆すためだけにプレカリに加入し,Y氏をプレカリに紹介したS弁護士と結託して,会社に「合法的な嫌がらせ」を繰り返す姿勢も許せないのです。

 というのは,■■■■も,採用当初は,Y氏の可能性や今後の活躍に何らかの期待をして,Y氏を引き立てようと考えて,採用に至ったはずです。それなのに,Y氏は,私が知る限り,ありもしない労災をでっち上げて会社をサボり,その間の休業補償を請求しながら,実際は他社に就職して賃金を二重に得るに至りました。

 その後,保全抗告審で敗訴し,二重就職が発覚して,いよいよ■■■■を解雇される情勢になると,元々プレカリの仲間だったわけでは無いのに,いわば街宣活動・情宣活動を正当化する理由を作るためだけに,S弁護士に紹介され,突然,プレカリに入り込んできたにすぎません。

 私は,20歳の頃には,友人3名と一緒に会社を立ち上げ,銀行融資を受けたこともあるので,経営者・労働者といった立場に関係なく,働くということの趣旨が,同年代の普通の者よりは分かるつもりです。もちろん,Y氏にも他の就職先はあったとは思いますが,■■■■としても,Y氏以外にも労働者は沢山居たのに,何らかの理由からY氏に期待したり,同情したり,何であれ応援したいと思って,Y氏を採用したのだと思います。

 その後,不幸にも労働紛争が起こること自体は仕方が無いことだと理解していますが,高等裁判所で決まったことを「組合活動」の威力で覆そうとしたり,労災といって休業補償を請求しながら他社で就労したりするのは,如何なものでしょうか。Y氏を信じ,期待してくれた■■■■という会社に対する,これ以上ない侮辱だと思います。こんな裏切りがまかり通るならば,私たちの社会は,誰も,他人を信じて採用したり,就職したりすることができなくなり,すぐにも崩壊してしまうことでしょう。

 Y氏及びプレカリの,街宣活動の威力や経営者自宅に対する「合法的な嫌がらせ」によって,黒いものも白くして,最終的には金品を要求するやり方をどこかで終わりにしない限りは,社内労組がない中小零細企業でユニオンを組織し,仲間を増やしつつ経営者と対等に話をして良い職場を作るという目標は,永遠に達成されないことになるのではないでしょうか。

 なぜならば,そのようなやり方は,■■■■がY氏を採用したときに会社が抱いた気持ちの正反対,つまり,人を信じ期待するのではなく,人を欺き,利用する考え方だからです。人を欺き,利用する者が大きな発言力を有するような職場が,良い職場であるはずがありません。

 私は,法学徒として,そのような考え方自体が,日本の法感情における雇用契約のあり方を否定し,破壊するものであると,誰かが示さなければいけないと強く感じています。

 そのために,この陳述書を東京高等裁判所に提出し,証人となることを了解した次第です。

以上

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