原告第4準備書面

令和2年(ワ)第14565号 総会決議不存在確認等請求事件
原  告  宮城 史門
被  告  プレカリアートユニオン

第4準備書面

令和3年9月13日

東京地方裁判所 民事第11部に係 御中

           

原告宮城史門訴訟代理人弁護士  玉 真  聡 志
同          弁護士  多 賀 野  司

第1 被告ユニオンの代理人からの期日外の提案について

被告ユニオンの代理人弁護士から当職らに対し、期日外で、原告に被告ユニオンの定期大会で発言の機会を付与することを内容とする書面が2回送付された(甲35の1、同35の3)。

しかし、現在、本事件において、被告ユニオンの過去の総会決議の不存在ないし無効について係争中であることの外、被告ユニオンの法適合組合性についても係争中であることから、これらの争点については、裁判所による判断即ち司法判断を経た上で、その当否が決せられるべきであるし、裁判所による判断を被告ユニオンの定期大会で周知して議論を実施することの方が、被告ユニオンに妥当されるべき組合民主主義にも資する。

そのため、原告は、被告ユニオンからのかかる提案を受けることは出来ず、拒否する旨の回答を行った(甲35の2、同35の4)。

第2 上記第1の期日外の提案について

 被告ユニオンが上記各書面を送付した趣旨としては、過去の被告ユニオンの総会決議の手続に著しい瑕疵が存することから、かかる瑕疵を主張する原告自身を被告ユニオンの総会に出席させて発言させることで、対外的に、かかる瑕疵が治癒されたと被告ユニオンが主張・立証するためであると理解している。

 すなわち、被告ユニオン自身、過去の総会決議の手続に著しい瑕疵が存することを自認したうえで、上記の書面を原告へ送付している。

 もっとも、過去の総会決議での手続上の瑕疵は、被告ユニオンの組合員に対し、代議員への立候補の機会や役員への立候補の機会を付与せず、代議員・役員の選任手続を恣意的にコントロールした点にある。

このような組合民主主義に反する手続を通年繰り返していた被告ユニオンの決議の手続上の瑕疵について、被告ユニオンの単なる一組合員に過ぎない原告に対して今年度の定期大会(総会)で発言の機会が付与されることのみを以て、今まで開催された各年度の総会決議の著しい瑕疵が全て治癒されるものではないことは、組合民主主義の観点からしても、当然である。

被告ユニオンが原告に発言の機会を付与したとしても、被告ユニオンの総会決議の瑕疵は治癒されることはなく、決議が不存在ないし無効であることは変わらない。

以 上

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