委員長の呟き:「泉本組問題」連帯ユニオン関生支部の反論も聞きたい

「泉本組問題」これは本当か……!?

連帯ユニオン関西生コン支部に対する刑事弾圧。この情勢には、以前から、本当に憂慮しておりました。

連帯ユニオンといえば、全国ユニオン(=東京管理職ユニオン・プレカリアートユニオン)との関係も深く、当組合との政治的関係は、ものすご〜く微妙です。

しかしながら、関係者に知己もおり、その徹底的な闘争姿勢とあいまって、私たちにはできないような熱い覚悟を固めて闘っている組合なのだなと、尊敬の目で見ておりました。

そこに降りかかった刑事弾圧。プレカリアートユニオンでは、清水直子こと関口直子氏が「関西生コン支部がやられたら、次は私たち(全国ユニオン)だ。だから、支援しなければならない」と、毎日のように言っていたことを思い出します。

そんな連帯ユニオンですが、つい昨日、恐るべき内容の記事を発見してしまいました。

Vol.12 泉本組問題
Vol.13 泉本組問題2

Vol.14 泉本組問題3

「泉本組問題」の概要

前後3部にわたる長編の記事なので、すべての事実関係を正確に理解しているわけではありませんが、大要は次のとおりです。


  1. 平成14年8月、「泉本組」に勤務する7名の労働者が組合を結成、連帯ユニオンに加盟
  2. しかし、会社は、大口取引先の要求に応じる形で、連帯ユニオンの排除を決定。会社の偽装倒産を図る
  3. 会社は整理解雇に伴って、500万円/人の解決金を提示するものの、その後180万円に減額されるなど二転三転。分会が団体交渉をした結果、一転、640万円+@の回答を引き出す(15.8.11)ものの、「連帯の取り分が減る」という理由で連帯が反対
  4. その後、連帯側は、団体交渉には「分会組合員の代理人として、元社会党衆院議員の和田貞夫氏(故人)や、氏名不詳の複数の人物が介在していることを、同組合員に告げ」る
  5. 2週間後、連帯は、当初500万円であった解決金をについて、「30万円×8ヵ月分の240万円で腹をくくれ」と分会に要求。その理由は「連帯の取り分を増やすため」であった
  6. 「組合結成から約1年間、上部団体である連帯に加入し、労働条件の改善を求めてきたものの、連帯が団体交渉で得たものは年次有給休暇が4日、時間外労働については全く回答がなく、挙句に、泉本組との団体交渉の結果、組合員を路頭に迷わせ、そのことで連帯が私腹を肥やすなど、許しがたい所業と判断した」ので、7名のうち6名が連帯を脱退(15.9.4)。残りの1名は、「軟禁状態が続いた」こともあり、連帯に残り泉本組と和解
  7. 分会員は、整理解雇に反対するため、社屋内の分会事務所を占拠する闘争を開始(15.9.1〜)
  8. 会社の労基法違反を告発等するも、連帯との和解協定を楯に、次々と不受理とされてしまう
  9. 15.10.9~15にかけて、泉本組は清算。分会員は何一つ得られず失職。連帯側からは、連帯が無断で合意した額の和解金(100万円/人)を受け取るよう求められる


交渉の焦点は、整理解雇に伴う退職補償金

最初は500万円/人を挟んで攻防があり、一時は、640万円/人の回答まで引き出した分会でしたが、上部団体である連帯ユニオンは、なぜか、これを240万円/人にしろと迫り、最後は分会に断りなく、100万円/人で和解

この後、減額され続けた和解金がどこに行ったのか、明かされます。

なんと、500万円もの金額を、組合員ではなく連帯ユニオンの口座に払うという「もうひとつの合意」があったのです。記事では、その秘密合意書の原本が掲載されています。

。。。。

連帯ユニオン側の説明を求めたい

一連の記事は、健交労のビル(大阪府大阪市淀川区西中島7-12-9 建交労会館4階 )に事務所を置く「近畿生コン関連協議会」によるものです。「右翼排外勢力」によるデマを疑いましたが、同じ労働組合が発信しているのであれば、まったくのデマと断定することはできません。

ここまでの内容であるからには関生支部の側から既に反論が出ていると思ったので「連帯広報委員会」などをチェックしてみましたが、泉本組問題に関しては何も出ていませんでした。

今まで、関生支部の弾圧闘争について、心情的に好意を持って見ていました。

しかし、万が一、泉本組問題が事実なのであれば、プレカリアートユニオンとまったく同類のブラックユニオンであると、心苦しいですが言わなければなりません。好きになれません。

ブラック労弁にはヘビのごとく嫌われておりますが、言いたいことを言えるのがDMU総研です。

欲するところを素直に欲し、厭なもの厭だと言うこと、要はただそれだけのことだ。好きなものを好きだという、好きな女を好きだという、大義名分だの、不義は御激闘だの、義理人情というこセの着物をぬぎさり、赤裸々な心になろう、この赤裸々な姿を突きとめ見つめることがまず人間の復活の第一の条件だ。

坂口安吾『続堕落論』より

繋がりのある知人にも呼びかけていますが、連帯ユニオン関西生コン支部においては、この「泉本組問題」について合理的な反論をお願いしたいと考えます。

そうすることが、労働運動全体の信用回復、ひいては、連帯ユニオンに対する不当な弾圧に対する一般大衆の共感を呼ぶことにも繋がるはずです。

文責:DMU総研民主一般労働組合
執行委員長  前 田 史 門

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