京急バス「俺の目の黒いうちは乗せない」「掃除で戻るなら話をする」のパワハラ復職妨害問題が話し合いで解決!

DMU京浜急行バス支部のC組合員について、休職中、診断医から「復職可能」との診断が出て復職を求めたのに、会社が不合理な回答を繰り返しては復職を妨害し、挙げ句の果てには、所属する新子安営業所の某助役が「Cが出勤しても、俺の目の黒いうちは乗せない!」と言い放っていた「パワハラ復職妨害問題」が一応解決した。

組合は、C組合員の診断医が完全な就労が可能と判断しており、傷病手当の申請も拒絶されている状況であることを会社に伝え、リムジンバスで復職をさせない理由と、復職をした場合の職種を清掃職に限定する理由を説明することを要求。

会社は、コロナウイルスの緊急事態宣言中であるとして団体交渉を拒否したものの、その代わりであるとして詳細な書面回答を提出してきた。

そこでは、会社としては、C組合員の治療が長期にわたったことから、診断医の見解を踏まえても、リムジンバスでの復職が可能であるとの確信が持てないので、連続運転が短時間となる路線を選定した上で、自宅に近い営業所への配転を前提として、路線バスなどのリムジンバス以外の乗務での復職を提案したい、との意向が示された。

某助役のC組合員に対する発言とはずいぶん開きがあるが、会社も、組合との正式な団体交渉のやり取りであることから、弁護士を交えて再検討をしたものと思われる。

組合は、C組合員との協議の上、本日、会社に対し、リムジン以外での乗務への復帰に同意し、6月下旬にも出勤したい旨の書面を送付した。

やめて良かったブラックユニオン!!

当組合の京急バス支部は、元々はブラックユニオンとして知られるプレカリアートユニオンの支部として活動していた支部員たちが、清水直子氏の独裁的、金銭第一の運営を嫌悪して同ユニオンを脱退し、移籍したという経緯で発足している。

プレカリアートユニオン時代には、支部長のO組合員が不当に清掃職に配転・降格され、最終的には裁判にもつれ込むという不幸ないきさつもあった。裁判、そして都労委の調査の中で、プレカリアートユニオンは、ブラック労弁と結託して、支部長に対して執拗に退職和解を強要した。

その遠因は、不透明会計の中で清水直子委員長の生活費、遊興費、ひいては反社会的勢力への献金(※1)となっているブラックユニオン特有の成功報酬=退職和解金の2割を超える「拠出金」である。

しかしながら、今回は、会社の誠実な対応も助けとなり、プレカリアートユニオンにように「合法的な嫌がらせ」(清水直子委員長・談)の街宣などで同僚や地域に迷惑をかけることもなく、C組合員が再びハンドルを握るための道筋を作ることができた。

C組合員が配属を希望している営業所の路線バス(出典

当組合には、ブラックユニオンやその関係者からの嫌がらせが相次いでいる。

高額な「経費」や「拠出金」を搾り取られ、ブラック労弁と一体となって退職和解に追い込んでくるブラックユニオンはダメ、かといって会社の御用組合は助けてくれない。それなのに、まともな組合を作ると、ブラックユニオンとブラック労弁が損をするからということか、躍起になって攻撃してくる。

ところが、「労働弁護士」「人権派弁護士」は一同知らんぷり。カネも事務所もなく、多くの起案を抱えながら、専従をすることもできなかった結成当時を思い出す。

それでも旗を掲げ続け、声を上げ続けていてよかった、と強く思った。

今は、代表自宅とは別に事務所を構え、組合員も30名を超えた。労働組合法の保護のもとで対等に話し合い、反社会的勢力と関係のある違法なブラックユニオンのように社会を敵に回さず、無用に警戒されなければ、醜悪な暴力や嫌がらせの手段によらずとも、道理に適った要求を実現することが出来る。

復帰したC組合員から、待機時間に、タバコ休憩がてらの電話を貰える日が楽しみだ。

(文責:執行委員長 前田)

※1……プレカリアートユニオン・清水直子氏が少なくとも数十万円を現金手渡しで献金していた団体は、東京高等裁判所の判決において、「反社会的なことをすることがある団体」すなわち反社会的勢力と認定されている。同判決は、団体側の上告が棄却され、確定している。